トレイルランニングチーム「TTRC」様よりご依頼いただき、約20名のメンバーを対象とした安全講習ワークショップを実施いたしました。
活動概要
| 日時 | 2025年8月3日 |
|---|---|
| 場所 | 奥多摩エリア |
| 対象 | TTRC様(約20名) |
| 形式 | 座学講習(60分)+ 実地ワークショップ(4時間) |
講習内容:知識を「使える技術」へ
まず前半の座学では、事故事例を元にしたリスクマネジメントの考え方をお伝えしました。そして後半は実際に山に入り、以下の内容について実践的なワークショップを行いました。
- 道迷い対策:遭難事例で最も多い「道迷い」の典型的なパターンと、それを防ぐためのポイント解説。

- 現在地の特定と伝達:看板や登山道の表現(尾根、沢など)から自分の位置を把握する方法。GPSウォッチ(COROS、GARMIN等)の共有機能の実践。
- 実践ファーストエイド:チーム員が負傷した際の応急手当、テーピング、搬送(背負い方)の基本。

- セルフビレイ:安全にその場所で救助を待つための簡単なロープワーク。
購入すべき機材の紹介など。
- 装備の考え方:本当に役立つ応急処置グッズや、自分の位置を知らせるアイテム(警笛・非常用ライト・予備用ライト)の紹介。
特に、参加者の皆様がお持ちのデバイスを実際に操作し、バックトラック機能を使いながら下山するプログラムは、多くの質問が飛び交い、大変有意義な時間となりました。
今後の展望
参加者の皆様からは、「次回はツェルトの設営方法を学びたい」「応急手当の実践をもっとやりたい」といった前向きな声を多数いただきました。
MEROSでは、今回の内容をベースに、季節ごとのリスクに合わせたプログラムを開発し、継続的に安全講習会を開催していきたいと考えています。
TTRCの皆様、ご参加いただき誠にありがとうございました。

