SRS200/SRS311の実地踏査で気仙沼を歩く!
今回の取り組みは、SRS311(ステージレース三陸311km)の再来年の全コース開通を見据えた、コースの実地踏査です。
私自身も会員として関わらせていただいているディスカバーリアスの活動に参加し、陸前高田から気仙沼を抜ける山道を歩いてきました。ここはかつて栄えた陸前の金山の名残ある山です。

地図やGPXデータだけでは決してわからないことを、
実際に現地を歩くことで確認する。
それが今日の目的でした。
SRS311を支える、地道で重要な作業
SRS311は、三陸沿岸を舞台にした国内でも類を見ないスケールのステージレースです。
その舞台となるコースは、
- 林業の現場と隣り合わせの林道
- 季節によって表情を変える山道
- 人の手が入る場所、入らない場所が混在するエリア
こうした「生きたフィールド」で構成されています。

写真にあるような、丸太が積み上げられた林業の作業地や重機の入る場所も、レースコースのすぐ近く、あるいは一部として関わってきます。
ここでは、
- 重機が入るタイミング
- 雨天時・凍結時の路面状況
- 参加者が無意識に入り込みやすい動線
そういった要素が、安全面に直結します。
「走れるかどうか」ではなく、
「安全に通せるかどうか」
それを一つひとつ確認していきます。
昨年は選手として、今年は“つくる側”として
昨年、私はSRS130に選手として参加し、男子ソロ優勝という結果を残すことができました。
選手として走ったからこそ、三陸のコースが持つ魅力と同時に、
- 疲労が溜まったときの判断の難しさ
- 夜間・悪天候時のリスク
- 「あと少し」が招く判断ミス
そうした現実も、身をもって体験しています。
だから今回の踏査では、
「速く走れるライン」ではなく、
「疲れていても迷わず、歩けるライン」
という視点を大切にしています。
来年は200km、そして311kmへ
来年はSRS200として、5日間で200kmを走るレースが開催されます。
日数が増え、距離が伸びるということは、疲労の質が変わるということでもあります。
・初日は問題なかった場所
・昼間は気にならなかった道
・晴れているときは安全だった区間

それらが、数日後・夜間・雨天で一気にリスクへと変わることがある。
その変化を想定するためにも、こうして歩いて、立ち止まり、考える時間が必要です。
なぜ“歩く”のか
MEROSは、再来年のSRS311において公式救護スポンサーとして関わらせて頂きます。
その立場として大切にしているのは、救護体制を置くことだけではありません。
- どこで転倒しやすいか
- どこで判断を誤りやすいか
- どこなら人が止まれるか、戻れるか
それを自分の足で体感すること。
写真のように、まだ雪が残る山道、凍結と融雪が混在する斜面を歩くと、
「走っていたら気づかないこと」が、はっきりと見えてきます。
一歩一歩が、安全につながる
この作業は、決して派手ではありません。SNSに載せても、何をしているかわからないかもしれません。
それでも、
この一歩一歩が、参加者全員の無事な完走につながる
そう信じて歩いています。
MEROSはこれからも、SRSという挑戦的で美しいレースを、安全という土台から支える存在であり続けます。

引き続き、現場から。
一歩ずつ、積み重ねていきます。